(森プラ) 2007年度の活動実績
活動の概要
 当会は2007年度で設立3年を経過しました。毎月の活動は定例2回、特例2回程度で平均4回おこないました。

 活動内容は、民有林の森林整備とそれに伴い発生した間伐材等を杭や支柱等に加工をおこなってきました。森林整備実績は、高槻市原地区を中心に天然林整備(約0.2ha)、人工林の間伐(約2ha)枝打ち(約0.3ha)、竹林の間伐(約1ha)を行ない、地域森林の整備に寄与することができました。木製品は人工林間伐材を中心に加工販売しました(下表参照)。津之江小学校のビオトープ資材の加工及び現地施工をはじめ、これら取り組みにより、木材の有効利用が図られたとともに、環境教育にも活用できました。
主な木製品の取り扱い実績(設置事業含む)
品名【規格】 数量・規模 依頼・購入者(設置箇所)
木杭【ヒノキ4尺他】 350本 森林組合(芥川魚道ほか)
ワッペン【小径間伐材の輪切り】 200枚 大阪府
枝付皮むきヒノキほか 132本 津之江小学校
100束 個人
間伐材杭丸太 50本 個人
竹【長さ2.6mの丸竹】 700本 森林組合(茨木市銭原)
 また、新たな取り組みとして、大阪府森林組合より高槻森林観光センター内の木工クラフトセンターの運営委託を受託しました。まだ運営初年度中(2008年5月末を以て1年)ということもあり総括できませんが、当会の活動拡大が図られたとともに、現地での木工作業における子どもたちへの環境教育にも取り組むことができました。

 不定期のイベントでは11月8日に森林組合が実施したGE money社の社員森林体験において、指導員として会員を派遣し、初心者に対し間伐枝打ち等の安全な作業指導をしながら、森林施業の大切さを伝えることができました。この事業は2006年度に引き続いて実施されたもので、一定の評価を得ており、今後このような企業等を対象とした森林体験にも積極的に対応できる実績といえます。 第4期市民林業士養成講座では従来どおり現場実習での指導者を派遣するのみならず、専任アシスタントを3名派遣し、講座運営に主体的に携わりました。このことは、今後講座やイベントの運営ノウハウを培う効果もありました。

 新規会員は、2007年12月に市民林業士養成講座(高槻市、大阪府森林組合共催)を修了した20名のうち16名の方々が入会され、 3月31日現在、正会員数は計83名となりました。

 本年度の年間 定例・特例活動への参加者は、延べ720名となりました。

活動風景
ヒノキ林の間伐(07/05) 木工クラフト教室(07/05)
ヒノキの皮むき(07/07) 津之江小学校 花壇施工(07/08)
間伐作業のTV取材(07/10) 天然林の整備(08/03)

特定非営利活動法人   森のプラットフォーム高槻
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