間伐材の有効活用 | |||
間伐材は、森林を育てる過程で発生する資源です。
これを積極的に利用することは、森林整備の推進につながります。
それ以外にも間伐材の利用にはさまざまなメリットがあります。 |
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間伐材利用で森林と地域が生き生きします。 間伐などが適切に行われた森林では、水資源の涵養(かんよう)、 国土の保全などの機能が高まります。 森作りと間伐材などの利用をあわせて進めることで、 活力ある地域づくりにつなげることができます。 |
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●木が大きく育つ ●下層植物が育ち、 土壌が保全される ●風雪害に強くなる ●景観、生物多様性の向上 につながる など |
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森林と木材は再生産可能な資源です。 「植える→育てる→収穫・活用する」という作業を適切に行うことで、 持続的な森林の経営と半永久的な木材の供給が可能です。 また、森林を育てる過程で生じる間伐材は、有効利用できる資源です。 |
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●二酸化炭素と水と太陽光を使って光合成する植物は、自然の産物をもたらします。 林業は、自然の力を活用する営みそのものです。 | |||
環境にやさしい木材を利用します。 森林が生み出す木材は、再生産可能であることに加え、環境に対して付加が少ない環境調和型資材(エコマテリアル)です。 |
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●製造時に消費するエネルギー(炭素放出量)の比較 木材は、アルミニウムや鋼材に比べて製造時にかかるエネルギーが少なくてすみます。 |
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●森林は光合成により二酸化炭素(CO2) を吸収し、貯蔵します。 また、森林の産物である木材は、利用されている間はCO 2を閉じ込め続けます。 | |||
木の良さを暮らしに活かします。 心地よい肌触り、弾力性、断熱性、調湿性、香りなど、木材のもつ長所、人に優しく健康的な良さを活かした製品の利用を提案します。 |
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●熱を伝えにくい性質があり、熱を遮断したり温かさを保つことができる。 ●空気中の湿度が増すと湿気を吸い、空気が乾燥してくると放出する調湿作用 がある。 ●パイプ状の細胞の集合体であり、これがクッションの役割を果たし、衝撃を和ら げる。 ●細胞構造に基づく微妙な凸凹があるので光を適度に散乱させ、また紫外線を 吸収することから目に与える刺激を小さくする。 ●室内の床材などとして利用すると、ダニ類の繁殖を抑制することができる。 ●高音、中音、低音をバランス良く吸収し、音をまろやかにする。 ●木材の精油成分には、精神を安定させる作用があるといわれている。 |
「
森のプラットフォーム高槻」では、 間伐材を積極的に搬出して、さまざまな製品作りに取り組んでいます。 |
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間伐材の搬出と利用 | |
材の寸法を計測しています | 間伐材を山から林道に搬出します |
間伐材を削って杭に加工しています | 木の先の細い部分も有効に使えます |